Story-1 : がんばってる自分にご褒美
~好循環の私になる~
気がつくと限界こえるまでがんばってしまっている、それが私の長所であり欠点かもしれない。
ここのSPAは、そんな私の隠れ家みたいなものだと思う。
午後3時半、今日は運よく仕事が切り上がった。上司に電話し、直帰で早めのプライベートタイムを愉しませてもらうことにした。
SPAの大きな窓から、プラットフォームに仕事中の人々が行き交っているのが見える。
ちょっとうしろめたい、でも、かなりうれしい贅沢気分。
たまにはいいじゃない。キラキラと水面が反射する円形プールを水中ウォーキングする。
そして手足を思い切り伸ばせるジェットバスとサウナ。
女性専用ラウンジでゆっくりクールダウンする頃には、本来の私らしい私にリセットされていく。
スパコンシェルジュが、私だけの
スペシャルプログラムを作ってくれる。
それは私をもっと素敵にかがやかせ、身も心も綺麗に歳を重ねていく幸せへの階段になる。
仕上げのトリートメントは、ローズエキスのお風呂と、美肌作用の高いハーブオイルのマッサージ。
不思議なバラの魔法に包みこまれ、カラダの内も外も、まるで葡萄が皮からつるんと飛び出るように、
生まれ変わったような感覚になる。
外の景色はすっかり紺色のヴェールにおおわれ、大きな天窓のむこうにいくつもの星がきらめき始めている。
小さめのグラスにシャンパンを用意してもらい、明日からの自分に、乾杯!
最近は嘘みたいに朝の目覚めが気持ちいい----。
からだがしゃきっと快適だと、多少のことではイライラしない。
このホテルの
スパスイートに宿泊して、初めてスパ体験をした時から、私の新しいライフスタイルが始まっている。
こまった後輩に仕事を教えるのもそれほど苦痛でなくなった。
平穏な気持ちとリラックスした体調で、好循環の私がここにいる。
いつも眉間にしわを寄せている後輩の女子社員の誕生日に、SPAの招待券でもいきなりプレゼントしてあげようと思う。
昔の私に足りなかったのはこういう余裕だったのだから。